今年も、ゼミ7期生の卒業論文報告会を高崎経済大学の味水ゼミと合同で実施しました。ゼミテンにとっては、後輩たちや別の専門領域の教員や学生に見られるので、大学生活の中でも最もプレッシャーのかかる時間ですが、これをくぐり抜けたかどうかは天と地との差ほどあります。そういう意味で、高崎経済大学のこの卒論報告会は、かなり教育的効果の高い良い学部制度です。是非、他の大学でも模倣・普及していってほしいですね。
個人的には報告内容は、過去7年間の中でも一番良かったとおもっています。おそらくこれまでのゼミ活動の経験値が実を結び始め、そして、高崎経済大学の最後のゼミ学年になることを受け、踏ん張ってくれたんだと思います。(まだ製本作業残っているけれど)本当におつかれさまでした!
2年に一度開催されるフンボルト大学でのCSR国際カンファレンスのテーマが”CSR IN AN AGE OF DIGITIZATION”と発表されました。「デジタル化時代のCSR」というと中国等でのGoogleのCensorshipや、グローバルにネットワーク化したNPO/NGOによる企業活動の監視、インターネット寄付などがパッと浮かびますが(逆に言えば、これ以外がなかなか浮かびにくい…)、このテーマでどれくらい報告の幅が広がるか、楽しみでもあります。
今回の菅平キャンプ、いま日本全体で問題となっているツアーバスで菅平まで行ってきました。しっかりとした管理・運営をしている代理店やバス会社もある中で、中にはひどいのも混ざっているので「それをどう見抜くかがポイントだ」とテレビで言っていたのをふむふむと納得して、学生にお願いして事前に代理店に聞いてもらいました。が、残念ながら代理店からの返答は(学生相手だからか)あやふやなもので、あやふやになる理由は運行日直前にならないとどのバス会社になるかが分からない仕組みになっているからのようです。帰宅後、自分たちの乗ったバスを確認すると、「貸切バス安全性評価」で三ツ星の認定基準(1.二つ星の認定を2年間継続していること 2. 書類審査の得点が100点満点中80点以上であること)を有しているバス会社であることが分かったのですが、これをユーザーが「事前に判別・選択できるカンタンな仕組み」をつくることが肝要ですね。そして、このような業界こそCSRを本格的に議論していく必要があることはいうまでもないですね。それにしても、菅平高原のプーさん寒そうだったな・・・。