4年ゼミテンに理念浸透や熱狂の源泉について関心を持っているのがいることもあって、スノーピーク社ヘッドクオーターのキャンプフィールドに行ってきました。「文明が進化すると人間性が低下する。人間性回復の為に自分たちはキャンプをやっている」のだと明言し、自らの事業を社会問題解決型のビジネスと定義する山井太(やまい とおる)社長。一年に100日(30〜60泊)近いというキャンプ生活に基づいた徹底したユーザー視点で、これまでの日本になかった新しい事業を次々と展開されています。現地ヘッドクオーターに行くと都内店舗では伝わりにくい、ミッションの背後にある同社の確固たるPhilosophyを感じ取れます。今の自分は日本の人口の94%に相当する「非キャンパー」ですので、山井流に言えば“人間性が鈍化して癒されていない”タイプ。こう言われると少し腹が立ちますが、それでも潜在的な顧客ターゲット層に入っているのは間違いなさそうで、例えば同社が構想中のキャンプフィールド内温泉施設等が完備されれば・・・“完全なるスノーピーカー”になるかもしれませんね。